外壁と屋根塗装の色選びの基本を5つのポイントで分かりやすく解説します⑤
ポイント5:屋根・外壁塗装の色選びでよくあるトラブル原因と予防策
トラブル1:パソコン上で見た色をもとに塗装してもらった
自分のお気に入りの色や組み合わせをインターネットを使って探したAさん。お気に入りの色が見えるホームページのURLを業者に伝えてそのようにしてほしいと頼みました。
しかし実際に塗装された色とホームページ上で見た色と全然違った結果に・・・・・・・
原因と予防策
原因は、ホームページ上で見える色と実際の塗料の色が違うことにあります。パソコンのモニターによっては色が暗く見えるもの・明るく見えるものなど様々あります。Aさんと塗装業者でモニターの見え方が違った可能性も高いです。
予防策として、ホームページ上で見る色はあくまでも参考とし、実際に試し塗りや希望の色に近い実際の家を探して塗装業者に見てもらう事が、失敗しない塗装になります。
トラブル2:近所からのクレーム
自分のお気に入りの色が、赤・青などの原色の色で、この色で塗装をお願いしたBさん。
塗装が完了して満足ですが、近所の方から「あなたの家の色が派手すぎてとても不快」だとクレームが・・・・・
原因と予防策
原因は赤や青などの彩度が高く且つ色の印象が強烈な色を使ってしまっているからです。
予防策としては確かに自分の好きな色に塗り替えたい気持ちもありますが、この先ずっとそこで暮らしていくことになります。ご近所の方ともトラブルが無いように過ごすためには、ご近所との色の調和も考えることが大切です。自分勝手な色選びではなく、周りの事も考えながら色決めを行う事が大切です。
トラブル3:色見本で選んだ色になかなかならない
色見本で選んだ色で塗装をしてもらうCさん
念には念を入れて、塗装の段階になった時に試し塗りをしてもらって色を確認しながら進めることに。しかし、何回も試したがなかなか選んだ色にならずに塗装のスケジュールもズレ込み、希望の色にならないまま、妥協して塗装・・・・・
原因と予防策
原因は色見本の色を実際の現場で再現するのがとても難しいというのが前提としてあります。外壁の質感・塗料の性質・光のあたり具合・塗装方法など、さまざまなものが噛み合わないと色見本の色にすることは大変難しいです。
予防策としては、色見本と同じ色にはするのは難しいことを知ったうえで、どこまでなら許せる範囲かを確認しておきましょう。また、Cさんのように全面塗装する前に試塗りをしているのは、とても良い方法です。
トラブル4:希望の色にならなかった場合は費用が発生しない?
塗装の前に、「もし希望の色にならなかったら費用は発生せず塗り替えできます」と塗装業者の営業マンに聞いていたDさん
しかし、塗装後に選んだ色と違う色になっていたので、塗装業者に塗り替えをお願いしたら費用が発生することが判明
原因と予防策
原因は、営業マンと職人との情報伝達ができていないか、塗装業者の営業マンの入れ替わりが激しく新しく入ってきた際に自社のサービス内容を把握せずに営業を行っている営業マンがいることが原因です。
予防策としては、選んだ色にならなかった場合はどうなるのか、たとえ無料で塗り替えますと言われても書面にてその契約内容を残すようにしておき、口約束ではない状態にすることが得策です。