新築・リフォーム!!お家に使用されている、建築材料【塗料】についての説明☆
①塗料
1.塗料・塗装の特徴
〇どのような材質にもほとんど適応できます。
〇どのような形状・大きさのものにでも適応できます。
〇基本性能を求めるレベルに応じて選択できます。
〇色彩の選択の幅が広いです。
〇内部保護機能に加えて種々の機能を付与できます。
①導電性
②防カビ性
③抗菌性
④防火性
⑤耐汚染性
⑥遮熱性
〇塗り替えという手段で美観の回復やデザインの変更ができます。
2.塗料の分類
〇樹脂の種類による分類
①フッ素樹脂
②シリコン樹脂
③ウレタン樹脂
④アクリル樹脂
⑤アルキド樹脂 など
〇塗料の状態による分類
①エマルジョン塗料
②粉体塗料 など
〇塗膜の機能による分類
①さび止め塗料
②耐熱塗料
③導電塗料 など
〇塗装の工程による分類
①下塗り塗料
②上塗り塗料 など
3.塗装の基本工程と役割・機能
工程 | 素材 | 塗膜の役割と機能 |
下塗り | 金属 | 「プライマー」とも呼びます。
素地への接着性と、さび止め顔料の配合によって金属界面での錆の発生を防ぎます。 中塗りや上塗り塗料との密着性を高めます。 |
無機系 | 「シーラー」とも呼びます。
素地の脆弱層を固め、素地との接着性を高めます。 中塗りの素地への吸い込みを防ぎます。 中塗り(上塗り)との接着性を高めます。 |
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中塗り | 金属 | 「サーフェイサー」とも呼びます。
下塗りと上塗りの中継ぎ役として、双方の接着性を高めます。 塗膜の総合厚みを増大させ、外部からの水や化学物質の侵入を防ぐとともに、上塗りの仕上がりを良くします。 |
無機系 | 「主材」と呼ぶこともあります。
下塗りと上塗りをつないで、双方の接着性を高めます。 素地のひび割れに追従し、塗膜のひび割れを防止します。 高粘度の中塗りを用い様々な凹凸模様を形成します。 塗膜の総合厚みを増大させ、外部からの水や化学物質の侵入を防ぎます。 |
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上塗り | 金属 | 「トップコート」とも呼びます。
直接外部に接し、太陽光線や風雨その他の化学物質の攻撃に耐えて美観を維持します。 水や化学物質の侵入を防ぎ、中塗りを保護します。 様々な色や光沢やデザイン(メタリック色・パール色・多彩模様など)を表現します。 |
無機系 |