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【新築・リフォーム】お家に使用されている、知っておきたい建築材料【構造材】につい……

更新日:2021年09月23日

知っておきたい建築材料

 〈目次〉

構造材

外壁材

屋根材

防水材

開口部

塗料

 

①構造材

1.木材

〇木材は大別すると、針葉樹広葉樹に分けられます。

針葉樹は、木の繊維が真っすぐで比較的軽量で加工がしやすいです

〇柱や梁などの構造材や家具や建具をつくる造作材にも用いられています。

〇主な樹種は、スギ・ヒノキ・ツガなどです。

広葉樹は堅木ともいわれます。ケヤキやクリなどがそうです。

〇中心部を心材、外側を辺材と呼びます。

〇辺材部は栄養分や水分が豊富なため、シロアリや腐朽菌の被害を受けやすい

〇心材部は腐朽菌や虫害に強い。

〇建物の土台や水廻りなどでは、ヒバやヒノキなどの心材を用います。

〇構造用集成材は、挽き板を積層接着したもので柱や梁に用いられます。

〇木材を使用する際は乾燥材を使用するのが望ましいです。(乾燥していないと、変形や割れにつながる)

木材の弱点は①腐朽②シロアリによる食害③狂い・割れ④クリープ変形です

〇建築物の主要構造部分に使用される製材のJAS規格では、①目視等級区分②機械等級区分があります。

〇目視等級区分は、節、丸身などの欠点を目視により等級分けするものです。

〇機械等級区分は、ヤング係数を測定して、その値により等級分けを行うもので等級はE50から20刻みでE150まであります。

〇含水率表示も区分されています。

2.合板

〇構造用合板は、単板を繊維方向が直交するように積層接着したパネルで、日本農林規格(JAS)で定められています。

3.鋼材

〇鋼材は、コンクリートや木材と比べて強度が高いです。

〇引張り力に強く、ねばるため変形時に多くのエネルギーを吸収します。

〇熱や錆に弱いため、耐火被覆や防錆処理が必要になります。

〇鋼材の形状には、H形鋼、I形鋼、山形鋼、溝形鋼、鋼管、平鋼、棒鋼、鋼板などがあります。

〇加工しにくいため、工場で部材を製作し、建築現場で組み立てます。

4.コンクリート

〇コンクリートはセメント・骨材・水などの材料から構成されます。

水と空気の量が少ないほど、強度と耐久性が高いコンクリートができます

水が多いと施工性は良いですが、乾燥収縮量が増え耐久性が低下します

〇コンクリートは圧縮力に強く、引張力に弱いという性質をもっているため、鉄筋をいれた鉄筋コンクリートとして用いります。

〇鉄筋は、引張力を負担する役割を担います。

〇鉄筋コンクリート

①鉄筋の定着・継手長さ

②鉄筋どうしのあき

③かぶり厚さ

が重要です。

コンクリートはアルカリ性の物質ですが、炭酸ガスなどの影響で表面から徐々に中性化します。

中性化が内部まで達すると、鉄筋が錆びやすくなります

〇錆が進行すると鉄筋が膨張してコンクリートのひび割れにつながります。

〇液状のコンクリートを型枠内に流し込むことを打設といいます。

〇コンクリートのひび割れは、設計に起因するものか、施工不良に起因するものです。

5.断熱材

〇繊維状の断熱材としてグラスウール、ロックウールがあります。

〇施工中に雨に濡れないようにします。

〇ボード状の断熱材ではポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォームなどがあります。

 

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